ビムラーとは?

ドイツのビムラー医師によって50年以上前に考案された機能的矯正装置です。 機能矯正装置とは舌や唇や頬の力のバランスまで整えてくれる装置で、拡大床装置にはない機能です。日本でもまだ本格的に使用している歯科医院は少ない装置です。
ビムラー(Aタイプ)

(長所)

@ ブラケットを使用しない。
・齲蝕が少ない ・白濁化が少ない ・歯垢の付着が少ない ・歯肉の退縮が少ない ・痛みが少ない
・夜の装着のため、日中の人目を気にしなくてよい

A 1日8時間の装着で効果があるため、日中学校などに行っている間はしなくてもよい(5歳〜8歳に始めた場合)。

B 成長発育を利用するので、非常に楽にまた、顎のバランスも良くなるので見た目も良く顎関節症にも良い影響がある。

C 永久歯になって抜歯をする確率がかなり低くなる。(または、スタートが8歳までならばほとんど無くなる。)

(短所)

@ 治療期間が長い

ビムラー講習会について

ビムラーの講習会が毎年1回行われています。
受講していただくと、装置の製作や調整に必要な専用プライヤー2本(フラット・ラウンド)とビムラー咬合機がついてきます。受講していただき診療にお役立ていただけますようお願いいたします。

ビムラー咬合器
プライヤー(フラット)
プライヤー(ラウンド)